研究成果
~血糖値・肥満が気になる方へ~
- Achievement -
「高血糖」や「肥満」の原因とは Obesity
平成28年度に厚生労働省が行った国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる者の割合は12.1%、糖尿病の可能性を否定できない者の割合は12.1%となっています。
(厚生労働省HP国民栄養・健康調査より https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189.html)
つまり、国民の約25%、4人に1人は糖尿病または糖尿病予備軍と言えます。いまや糖尿病は私たちにとって非常に身近な病気です。
私たちが食事で取り込んだ糖は、血液の流れにそって身体の様々な臓器に運ばれます。そして、全身の筋肉や脳でエネルギー源として使われます。
健康な方は通常、血糖値が上がると膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きによって糖が細胞に取り込まれると血糖値が下がる仕組みなのですが、糖尿病になってしまうと、このインスリンがうまく働かなくなってしまうのです。
インスリンがうまく働かないのは、膵臓の機能低下によってインスリンが作られない状態(インスリン分泌不足)、運動不足や食べ過ぎなどでインスリンの効きが悪くなった状態(インスリン抵抗性)の2つのパターンに分けられます。
慢性的に血糖値が高い状態が続くと、血管の壁が傷ついて動脈硬化を引き起こしたり、様々な合併症のリスクが高まったりしてしまうのです。
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2つのホルモンの関わり
II型糖尿病の要因であるインスリン抵抗性には、2つのホルモンが関わっていると言われています。
一つはインスリンの働きを助けるアディポネクチン(善玉ホルモン)、もう一つはインスリンの働きを邪魔するTNF-α(悪玉ホルモン)です。糖尿病の方の体内では、善玉ホルモンより悪玉ホルモンが多い状態に傾いているため、インスリンの働きが十分に発揮されません。善玉ホルモンを増やし、悪玉ホルモンを減らしてあげることで、インスリンの働きを促すことができるのです。
宮古BPの高い効果を示す研究結果
膵臓保護作用
高血糖のマウスでの実験で、宮古ビデンス・ピローサの粉末を与えた群が与えなかった群に対し、膵臓のβ細胞の損傷が少ないことが分かりました。
また、インスリンが分泌されていることも確認できたのです。これにより、血糖値が下がっている様子も見られました。
ホルモンへの働き
閉塞性動脈硬化症を有する糖尿病患者で症状が安定している15名に一日2L、3か月間宮古ビデンスピローサを摂取してもらった実験では、アディポネクチン(善玉ホルモン)は有意に上昇し、TNF-α(悪玉ホルモン)は有意に低下したという結果になったのです。以上の事から、血管壁に対する何らかの改善が見られたのです。
さらに、アディポネクチン(善玉ホルモン)は、燃焼をサポートする働きがあることも示唆されています。
燃焼時に必要なリパーゼという酵素は、アディポネクチンによってその働きを促進してくれると言われているのです。
血糖値が気になる方や体脂肪が気になる方は、アディポネクチンを増やす事が一つのカギとなるというわけですね。